ベルディーヴァ（ハルーワソングの１２）　第３戦


キャロットクラブ出資愛馬第２５号は、母が高齢ながらもやたら良く見えた馬。

一般枠でおよそ４２パーセントの抽選を勝ち抜く。


父ダイワメジャーの産駒は全体的に始動が早く、筋肉質の私好みの馬体の馬を出すお気に入りの種牡馬。母ハルーワソングの高齢は引っかかるが、母は仔出しは大変良く、２００８年産のフレールジャックは重賞ウィナー。２００９年産のマーティンボロも重賞制覇と抜群の成績。

私としては１つ上の兄ジェットブラックと２年続けてのハルーワソング産駒への出資。


牧場での近況コメントは満口馬にしては良い物が多く素質を感じていたが、追い切りの動きも秀逸。しかし２歳夏の調教中に右後肢の第一趾骨を骨折で全治１年間(>_<)。

そこから約１年遅れのデビュー戦は出負けして二の脚もつかずポツン最後方。ここから直線だけで９頭を交わすがそこまで。ただ素質は十分感じられたし、もっと競馬上手になればやはり２つ３つは勝てる馬だと確信した。

２戦目の前走は初戦で大きく出遅れて競馬に参加できなかったことから、ゆったり走れる２０００ｍに出走したものの、最後で脚が上がってしまい１０着大敗と優先権すら取れなかった。

ただ、労せず４番手の絶好位を確保したように２戦目で行きっぷりは良くなり、これなら距離短縮で結果が得られるだろう。

しかし、出走希望の芝の短距離は出たい馬が多く、この未勝利末期において出走すら困難。

取りあえず前走後、節を空けなければ出たいレースに出られないことは確実なので７月１７日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。

短期で帰厩して出られるレースを模索する予定。

７月２３日に栗東トレセンに帰厩しました。


８月８日　小倉３Ｒ　３歳未勝利　ダート１７００ｍ　牝馬限定に出馬投票も非抽選除外。

フルゲート１６頭のところに想定数は２７頭だった。せっかくザカリー・パートン騎手を確保しているのに除外は残念。


８月１６日　小倉２Ｒ　３歳未勝利　ダート１７００ｍ　牝馬限定に出走！！

フルゲート１６頭のところに想定数は２７頭。ベルディーヴァは出走確定順位同率１６番手で想定通りだと４分の１の当選確率の抽選対象。信頼できるクラブ公式ＨＰでも”除外の可能性有Ｂ”のと抽選対象のジャッジ。結局１６頭で確定。

鞍上は早くから松若風馬騎手を確保で有り難い。８２勝もしていて経験もある程度ある騎手が減量１キロというのは美味しい。


１０着／５番人気。

ダートでは前走のような先行力はなく後方尽(>_<)。やはり芝の方が良さそうだが、この未勝利末期に芝で出られるレースはもうないだろう。極めて勝ち上がりは厳しくガッカリ。


レース回顧と時計の分析、レース後の松若風馬騎手のコメントを掲載。

（２０１５年８月２７日完結）

２０１５年７月２１日立ち上げ

• ●前走後、節を空けなければ出たいレースに出られないことは確実なので７月１７日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました
• これ以降は２０１５年７月２４日に作成
• ●７月２３日に栗東トレセンに帰厩しました
• これ以降は２０１５年８月５日に作成
• ●気になる出馬想定表（８月８日　小倉３Ｒ）
• これ以降は２０１５年８月１０日に作成
• ●８月８日　小倉３Ｒは非抽選除外
• ●追い切り情報（８月１０日更新）
• ●気になる出馬想定表（８月１６日　小倉２Ｒ）
• ●出馬確定表
• ●小倉ダート１７００ｍコース解説
• ●騎手は松若風馬騎手　ほっさん評価「Ｃ」
• これ以降は２０１５年８月１５日に作成
• ●専門誌の印と評価
• ●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント
• ●各陣営のコメント
• ●ほっさん予想
• これ以降は２０１５年８月２７日に作成
• ●パドック
• ●レース　
• ●時計の評価
• ●レース後の騎手・調教師のコメント
• ●専門誌のレース評価
• ●気になる賞金は
• ●今後の展望
• ●最後に

●前走後、節を空けなければ出たいレースに出られないことは確実なので７月１７日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました

　牧場での近況コメントは満口馬にしては良い物が多く、また、追い切りの動きも秀逸で素質を感じてい我らが愛馬ベルディーヴァですが、２歳夏の調教中に右後肢の第一趾骨を骨折で全治１年間の診断(>_<)。　デビューできるかも危ぶまれました。

　そこからなんとか順調に回復し、約１年遅れのデビュー戦となったデビュー戦は、出負けして二の脚もつかずポツン最後方からの競馬。ここから直線だけで９頭を交わす素晴らしい脚を見せてくれるもののそこまでの９着。

　それでも素質は十分感じられましたし、もっと競馬上手になればやはり２つ３つは勝てる馬だと確信できました。


　２戦目の前走は初戦で大きく出遅れて競馬に参加できなかったことから、ゆったり走れる２０００ｍに出走したものの、結果的に距離が長く最後で脚が上がってしまい１０着大敗と優先権すら取れませんでした。

　ただ、労せず４番手の絶好位を確保したように２戦目で行きっぷりは良くなり、これなら距離短縮で結果が得られると思います。

　しかし、出走希望の芝の短距離は出たい馬が多く、この未勝利末期において出走すら困難です。取りあえず前走後、節を空けなければ出たいレースに出られないことは確実なので７月１７日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。

　短期で帰厩して出られるレースを模索する予定です。


　以下は７月２１日に更新されましたクラブ公式ＨＰベルディーヴァの近況報告です。

周回コースと坂路でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。「先週の金曜日にこちらへ到着後、マシンで軽く動かして馬体に異常がないことを確認してから乗り出しています。レースを使ってからまだ間もないですが、特に疲れた気配もありませんね。小倉開催の前半が目標ということで、早ければ来週には移動させることになりますから、緩めずに乗り込みつつも、うまくリフレッシュさせてあげたいですね」（ＮＦしがらき担当者）

　異常も疲れもないということで、まずは一安心ですね。脚元の状態が悪くなれば時期的にたちまち引退に追い込まれてしまいますからね。

　次走は小倉の前半を目指すということです。最低でも権利を獲って小倉でもう１戦。決まらなければスーパー未勝利戦ですね。うーーーん、次で決めて欲しいですね。出られるか出られないかも微妙で調整も難しく、騎手の確保も困難ですが・・・。

これ以降は２０１５年７月２４日に作成

●７月２３日に栗東トレセンに帰厩しました

　前走１０着と優先権を取れなかった為に７月１７日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたベルディーヴァですが、７月２３日に臨時更新されましたクラブ公式ＨＰベルディーヴァの近況報告によりますと７月２３日に栗東トレセンに帰厩したということです。

　これで８月２日の出走も視野に入るということで、少しでも出られそうな良いレースに入って行きたいですね。

これ以降は２０１５年８月５日に作成

●気になる出馬想定表（８月８日　小倉３Ｒ）

表中　「優」は前４節以内の優先出走権を持つ馬　「初」は初出走の馬　騎手の太字は乗り替わり予定　

フルゲート１６頭のところに現在２７頭出馬想定されています。ベルディーヴァは優先権も節もなく除外対象です。信頼できるクラブ公式ＨＰでも”除外対象Ｃ”のジャッジてげす。

せっかくザカリー・パートン騎手を早くから確保しているのに除外なら残念ですね。

これ以降は２０１５年８月１０日に作成

●８月８日　小倉３Ｒは非抽選除外

　ベルディーヴァは想定されていた８月８日の小倉３Ｒにザカリー・パートン騎手で出馬投票しましたが、想定通り節が足りず非抽選除外となりました。

　以下は抽選当日（８月６日）更新されましたクラブ公式ＨＰベルディーヴァの近況報告です。

「水曜日の想定を見たところ、今週の牝馬限定戦は出走できるかギリギリだったのですが、今朝の状況はさらに厳しく、ほぼ出走が無理ということでした。混合のダート１７００ｍに回れば出走可能かもしれませんが、来週も牝馬限定戦はありますし、もう１週だけ待つことにしました。今週の状況のままであれば、おそらく大丈夫だろうという見通しです」（高野師）８日の小倉競馬（３歳未勝利・牝馬限定・ダ１７００ｍ）は非抽選除外になりました。この後は１６日の小倉競馬（３歳未勝利・牝馬限定・ダ１７００ｍ）に出走を予定しています。

　ということで、無理に妥協して混合戦には出さずに１週延ばして牝馬限定戦を目指すことになりました。これは有り難い選択ですね。しかもどうやら次週は出走できそうです。

　８月８日　小倉２Ｒ　３歳未勝利　ダート１７００ｍ　牝馬限定に出走予定です。まずはしっかりと出られると良いですね。

●追い切り情報（８月１０日更新）

前走前　７月８日　栗東坂路　不良馬場　強めに追う
２回
助手
４Ｆ　５４．５
３Ｆ　３９．４
２Ｆ　２５．６
１Ｆ　１２．７
ナポレオン（３歳未勝利）一杯を０．１秒先行０．２秒先着



７月２６日　栗東坂路　良馬場　末一杯に追う
２回
助手
４Ｆ　５８．１
３Ｆ　４１．８
２Ｆ　２７．１
１Ｆ　１３．０


７月２９日　栗東坂路　良馬場　馬なり余力
２回
助手
４Ｆ　５５．９
３Ｆ　４０．１
２Ｆ　２５．３
１Ｆ　１２．４
フレグラントブレス（２歳新馬）一杯を０．３秒追走クビ先着


８月２日　栗東坂路　良馬場　馬なり余力
２回
高野友和調教師
４Ｆ　５６．２
３Ｆ　４０．７
２Ｆ　２６．２
１Ｆ　１２．９
エスペランデュー（３歳未勝利）馬なりに同入


８月５日　栗東坂路　良馬場　末強めに追う
２回
助手
４Ｆ　５６．１
３Ｆ　３９．９
２Ｆ　２５．７
１Ｆ　１２．６
フレグラントブレス（２歳新馬）馬なりに同入


８月９日　栗東坂路　良馬場　馬なり余力
２回
助手
４Ｆ　５７．０
３Ｆ　４０．３
２Ｆ　２５．６
１Ｆ　１２．５
レプランシュ（２歳新馬）馬なりに同入


８月１２日　栗東坂路　良馬場　一杯に追う
２回
助手
４Ｆ　５３．９
３Ｆ　３８．９
２Ｆ　２５．１
１Ｆ　１２．６
レプランシュ（２歳新馬）一杯を０．４秒追走同入

　７月２６日、２３日に帰厩後１本目の追い切り時計を計時しました。早くも終い１ハロンを１３秒ちょうどと速い時計を計時しています。取りあえず心配される脚元は問題無さそうで一安心ですね。来週か再来週辺りに出られるレースはあるのでしょうか。

　７月２９日、馬なりで２歳馬に楽々先着しました。能力は間違いないのですが、ここまではレースで上手く行きません。次走のダート替わりは心配ですが、メドを立てたいですね。
　デイリー馬三郎では”元気一杯Ｂ”と高い評価をいただいております。

　８月２日、高野友和調教師自ら追い切りをつけていただいております。初ダートの懸念はありますが、しっかりとやってくれている姿勢は伝わりますし、なんとかこの良い環境の中で１つ勝ちたいですね。

　８月５日、ザカリー・パートン騎手を確保していますので、ある程度仕上げていますが、除外の可能性もありますのでメイチの仕上げではありません。
　全体の時計はそれほど速くないですが、終いはしっかりと伸びており力の出せる状態だと思います。私ほっさんの追い切り評価は「Ｂ−」です。そりゃ、時計的にも”素晴らしい動き”とか、”素晴らしい仕上がり”とは言えませんよね。優先権がなく仕上げるのも難しいところです。
　デイリー馬三郎では”遅れ上々Ｃ”と今までにない低評価です。さすがに９着１０着と出ない結果を反映しているものだと思います。
　以下は同日（８月５日）更新されましたクラブ公式ＨＰベルディーヴァの近況報告です。
「この中間も、特に変わったところはなく、体調を含めていい状態をキープできています。今朝は坂路で併せて追い切りました。体はもうできていますし、輸送も考えて先週同様馬なり程度です。２歳新馬の外に併せて楽な手応えのまま、ラスト１ハロンは１２秒６ですから、動きに関しては心配は点はありません。問題はダートがどうかというところに尽きますが、スタートから行き脚がついた前走の内容を見れば、それほど心配はいらないのではないかと考えています」（高野師）８日の小倉競馬（３歳未勝利・牝馬限定・ダ１７００ｍ）にパートン騎手で出走を予定しています。
　なんだか高野友和先生的には除外は頭にないようですね。その通りになれば万歳なのですが。

　８月９日、先週は除外でしたので出直しです。ただ、脚元の関係から目一杯に仕上げてないので、除外の影響はほとんどないと思われます。いつものように全体をゆったりと終いを伸ばす調整をされています。順調で何よりです。

　８月１２日、想定段階では今週も牝馬限定戦への出走は微妙で、信頼できるクラブ公式ＨＰでも”除外の可能性有Ｂ”だったベルディーヴァですが、混合戦も含めると出走可能ということでしょうか、一杯に追い切られました。結果的に希望通りの牝馬限定戦に出走出来たので良かったです。
　本年６月に計時した自己ベストに匹敵する動きで、陣営の今回にかける思いが伝わります。初ダートで簡単ではないでしょうが、最低でも掲示板に入り存在感見せて欲しいですね。
　私ほっさんの追い切り評価は「Ａ−」です。毎週強めや一杯で追い切れており、直前も一杯追いです。今までの手緩い追い切りからは一歩踏み込んだ気がします。着も今まで以上に来て欲しいですね。きっかけ１つだと思うのですが。とにかく本数は十分でしっかりと追い切れていますから、力は出せる状態だと思います。
　デイリー馬三郎では”動き上々Ｂ”と高い評価をいただいております。
　以下は同日（８月１２日）更新されましたクラブ公式ＨＰベルディーヴァの近況報告です。
「もともとは先週の出走を予定していましたし、中間は無理をせずゆったりとした調整を心がけてきました。今朝も、併せた相手が行く分だけ並んで走らせるという程度で、ほとんど馬なりの調整です。それでも終いは楽に１２秒台をマークしているように、非常にいい反応を見せていますし、状態に関してはまったく不安はありません。フットワークを見る限りはダートもこなしてくれると思いますし、ここで何とかしないといけません。牝馬限定戦を本線に考えていますが、これ以上出走を延ばすのもプラスとは言えないでしょうから、ギリギリまで出走状況を見て除外が確実なようなら混合戦への出走も検討します」（高野師）１６日の小倉競馬（３歳未勝利・牝馬限定・ダ１７００ｍ）に松若騎手で出走を予定しています。
　競馬ブックでは追い切りの強さは一杯という評価でしたが、高野友和先生的には”ほとんど馬なり”の調整だそうです。それでも動きは良いですし期待してしまいますね。
　鞍上が松若風馬騎手と発表になりました。先週のザカリー・パートン騎手でないのは残念ですが、デビュー前から評判の高い騎手で２年目にしてすでに８２勝も挙げておりかなり経験も積んできています。その彼が負担斤量１キロ減で乗ってくれるわけですし、美味しい良い騎手を確保してくださいました。

●気になる出馬想定表（８月１６日　小倉２Ｒ）

表中　騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート１６頭のところに２７頭が想定されています。ベルディーヴァは出走確定順位同率１６番手でこのままですと４分の１の当選確率の抽選対象です。いやぁ〜、厳しいですね。信頼できるクラブ公式ＨＰでも”除外の可能性有Ｂ”と抽選対象という評価です。

●出馬確定表

表中　騎手の太字は乗り替わり

●小倉ダート１７００ｍコース解説

　フルゲートは１６頭。スタート地点は正面スタンド前直線の右端。
　４コーナーの出口からの発走で、最初の１コーナーまでの距離は３４３ｍ。最後の直線は２９１ｍ。
　このコースの最大の特徴は、ローカルのダート１７００ｍの中で最も逃げ、先行馬が有利であること。
　逃げ、先行馬を合わせた連対率は７０パーセントを超える。
　スタート直後はお約束のように各馬ピッチを上げて飛ばすことになるが、１〜２コーナーの坂を上り切ったあとにペースが落ち、そこで息が入る。
　そのため、前半飛ばして主導権を握った馬でも後半脚が残る。
　一旦緩むところで、緩みすぎると向正面の途中からマクル馬が出てくるが、結果的には４コーナーで好位にいた馬が好走することになる。
　ここしか走らないコース巧者がよく出てくる。

有利な枠順	フラット
有利な脚質	逃げ、先行
ポイント	脚質、コース適性
種牡馬ベスト	タイキシャトル、シンボリクリスエス、ゴールドアリュール
連対騎手ベスト	川田将雅、浜中俊、北村友一、幸英明、松若風馬
推定勝ちタイム	良馬場	稍重馬場	重馬場	不良馬場
３歳新馬	１分５１秒０	１分５２秒４	１分５１秒８
３歳未勝利	１分４９秒５	１分４８秒２	１分４９秒０	１分４８秒９
古馬５００万	１分４７秒７	１分４７秒２	１分４７秒８	１分４７秒９
古馬１０００万	１分４６秒４	１分４６秒２	１分４６秒７	１分４４秒８
古馬１６００万	１分４６秒４	１分４６秒０	１分４５秒９	１分４５秒０
古馬オープン	１分４５秒１	１分４８秒０	１分４４秒３	１分４３秒９

●騎手は松若風馬騎手　ほっさん評価「Ｃ」

　今回のベルディーヴァの鞍上は松若風馬騎手です。元々先週ザカリー・パートン騎手で出走予定でしたが節が足らず非抽選除外。乗れる騎手だけに除外は残念でしたが、仕切り直しの今週は早い段階から松若風馬騎手を確保してくださいました。

　松若風馬騎手はデビュー前から評判の高い騎手で２年目にしてすでに８２勝も挙げておりかなり経験も積んできています。その彼が負担斤量１キロ減で乗ってくれるわけですし、これは願ったり叶ったりですよね。毎度ながら良い騎手を確保してくださいました。

　我が軍団への騎乗は今回で４度目ですが毎回騎乗を不満に思ったことはありません。ただ、ここまで８着が最高で、格段に巧いなぁ〜と愛馬の騎乗で思ったこともありません。そろそろ目の覚めるような騎乗ぶりで愛馬を上位に導いて欲しいですね。期待しております。


　２０１５年８月１４日現在、ＪＲＡ通算８２勝。勝率８．１パーセント、連対率１４．３パーセントと２年目にしては素晴らしい数字。昨年（２０１４年）は４７勝、勝率７．８パーセント、連対率１５．０パーセント。デビューイヤーの新人としては破格の数字。本年（２０１５年）はここまで３５勝、勝率８．４パーセント、連対率１３．２パーセントと昨年同様の数字。


　松若風馬（まつわか　ふうま）は１９９５年９月４日生まれの１９歳。日本中央競馬会（ＪＲＡ）栗東トレーニングセンター所属する２０１４年３月デビューの２年目の騎手である。騎手免許は平地競走と障害免許を有しているが、障害戦での騎乗は１度もない。音無秀孝厩舎所属。父は装蹄師で、サクセスブロッケン、ローレルゲレイロ、アンライバルドなどの装蹄を担当した松若勝。

　滋賀県出身。装蹄師である父に連れられ幼い頃から競馬場に通い、小学校から乗馬を始めた。デビュー前の抱負では、内田博幸騎手を目標とするジョッキーとして挙げていた。

　２０１４年２月に競馬学校を３０期生として卒業し騎手免許を取得する。同期は小崎綾也、義英真、木幡初也、井上敏樹、石川裕紀人、そして騎手免許を再取得した柴田未崎がいる。

　２０１４年３月１日、音無秀孝厩舎所属としてデビュー。阪神８Ｒでサンライズマーチに騎乗し、１６頭立ての４着。初勝利は翌３月２日、小倉２Ｒでトレノカチドキで優勝。デビュー２戦目で初勝利を挙げた。その約２０分前に行われた阪神１Rで同期の義英真が初勝利を挙げたため、新人一番乗りの勝利は逃している。


　２０１４年７月２０日、中京９Rのマカオジョッキークラブトロフィーでホープタウンに騎乗。当初騎乗予定だった武豊が６Ｒで落馬負傷し、急遽乗り替わりとなった代役で特別レース初勝利を挙げた。

　２０１４年は最終的に４７勝を挙げ、関西新人騎手の中で最多勝かつ騎乗停止処分がなかったことが評価され、中央競馬関西放送記者クラブ賞新人賞を受賞した（この年は小崎も、同期よりも２ヶ月程度遅い４月１９日デビューの状況下で３８勝を挙げ、「新人特別賞」を受賞。２名の受賞となった。）。また、関東新人騎手を含めても最多勝かつ３０勝以上のため、ＪＲＡ賞最多勝利新人騎手も受賞した。ＪＲＡ賞最多勝利新人騎手は、２０１０年の高倉稜が受賞して以来、３０勝以上をあげた新人騎手がいなかったため、４年ぶりの対象者となった。


　２０１４年デビューの新人騎手６人の２０１５年８月１４日までの騎乗成績は以下のとおりです。

松若風馬　　８２勝
小崎綾也　　５２勝
石川裕紀人　２９勝
義英真　　　２７勝
井上敏樹　　２１勝
木幡初也　　１８勝

　ということで、同期の中でも最も勝ち数を伸ばしています。

　ほっさん愛馬での成績（３戦０勝）

　２０１４年　５月２４日　ラフェドフルール　３歳未勝利　　　　　　　　　　　　新潟ダ１８００ｍ　１５着／１２番人気
　２０１５年　４月１２日　マデイラ　　　　　　福島民報杯　４歳上オープン　福島芝２０００ｍ　１０着／１３番人気
　２０１５年　８月　８日　サンフレイム　　　５００万下　　　　　　　　　　　　　小倉ダ１０００ｍ　８着／５番人気

２０１４年６月２８日　阪神１２Ｒ　５００万下でアップアンカーに騎乗する松若風馬騎手（１０番人気／１３着）。

これ以降は２０１５年８月１５日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「エナジャイズの前走は直線で外へ持ち出すまで追い出しを待たされた。惜しかったが、１７００メートルの方がいい。時計も優秀で牝馬限定戦なら。シームリーの前走は３着に８馬身。攻めは軽目でも有望。初ダートのベルディーヴァ注。」


短評は「主力対等」


予想家の印

馬名	長岡利	山田理	西村敬	ＣＰＵ
マーレー				穴
ベルディーヴァ	△		▲
レッドペルル	▲	▲	△△	△△
シンコースカイ		△
ピエノフィオレ	△			△
ブリーズヴェール				穴
パンドラズホープ	△△	△△		◎
エナジャイズ	〇	◎	◎	〇
シームリー	◎	〇	〇	▲
トウカイララバイ		△

二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ

馬名	予想オッズ
シームリー	３．０
エナジャイズ	３．６
パンドラズホープ	６．６
レッドペルル	７．４
ベルディーヴァ	１０．０
ブリーズヴェール	１７．９
キアーロベルタ	１９．５
ピエノフィオレ	２１．３
シンコースカイ	２６．９

以下２７倍以上省略



スピード指数

馬名	最高値	３走前	２走前	前走	評価
ベルディーヴァ	６１		６１	５８
シームリー	７１	５８	６６	７１
エナジャイズ	７２	６１	６３	７２
パンドラズホープ	６８	６３	６６	６８
レッドペルル	６４	６２	６４	６２
ブリーズヴェール	６３	５４	６３	５６

デイリー馬三郎

本紙の見解

「ディープ産駒の◎レッドペルルだが、現状は速い脚が使えずにジリっぽい競馬が続いている。前走で出走権を取得すると、小倉に居残ってここを目標に調整。すこぶる快調で甘さを補えるダートで前進だ。安定感のある○が２番手。〈吉田〉」

◎　レッドペルル
○　パンドラズホープ
▲　エナジェイズ
×　シームリー
☆　サトノレイナ
△　ベルディーヴァ
△　プリーズヴェール
△　キアーロベルタ



ベルディーヴァは全１３記者中　◎（本命）印　１記者、×（４番手評価）　１記者、☆（５番手評価）　１記者、△（６番手以下評価）　５記者、無印　４記者



浜口和也     坂路特注馬(栗東)

ベルディーヴァ

３週続けてハードな併せ馬をこなし、体力面をしっかり強化。走りに力強さが出てきた印象で、動きだけなら未勝利はすぐに卒業できそうなレベル。ダート変わりで狙い撃つ。

◎　ベルディーヴァ
〇　シームリー
▲　パンドラズホープ

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ベルディーヴァ（１０着）

　「２戦目の分、ゲートが良くなって好位で流れに乗れました。前半に少しムキになった分、ラストは脚が上がりましたが、今日のゲートの感じなら、もっと短い距離にも対応できるはずです。」（北村友一騎手・競馬ブック）


　「前走のＶＴＲを見る限り、自分からハミを取っていくようなタイプではないと思っていたのですが、いざ返し馬に行くと印象とはまったく違いました。けっこうハミを噛んでいるし、走りに対して真面目すぎる感じなんです。ゲート内ではちょっとガタガタしていたものの、自然といいポジションは取れたのですが、やはりちょっと行きたがっていた分最後は伸びきれませんでした。結果を出さなくてはいけなかったのに、申し訳ありません」（北村友一騎手・キャロットクラブ公式ＨＰ）

　「４コーナーでは勝ったかと思ったのですが、前が開いて追い出してからの伸びがなく、最後はやや脚が上がっていた感じで、広い中京コースでこの距離はちょっと長かったようにも思います。力があることは分かっているだけにこの状況はもどかしいですが、まずは馬の状態をよくチェックしてから今後のプランを検討していきます」（高野友和調教師・キャロットクラブ公式ＨＰ）

　「返し馬の雰囲気は良かった。今回は発馬を五分に出て流れに乗り、４角でも手応えはあったが、いざ追われて案外。２０００メートルは少し長いかも知れない。」（競馬ブック）

●各陣営のコメント

ベルディーヴァ

　「スタミナ面には不安も小倉ならこの条件が合いそう。能力の高さに期待する。」（高野友和調教師・デイリー馬三郎）

　「調教通りなら、もっとやれていい馬。かき込むフットワーク。ダートで変わり身を。」（高野友和調教師・競馬ブック）

●ほっさん予想

　期待のベルディーヴァは実戦では９着１０着と結果が残せず、今回の初ダートは良い方に転ぶのか、悪い方に転ぶのか検討がつきません。 初ダートというのはキックバックやなんやといろいろ注文がつきますからねぇ。

　自信はありませんねぇ。

これ以降は２０１５年８月２７日に作成

●パドック

　ベルディーヴァの馬体重は前走プラス８キロの４６８キロ。馬体重の増加は良い傾向ですね。馬体も気配も良く走りそうな雰囲気でした。

●レース　

　内枠ですし、初ダートで砂を被ると嫌がる恐れがありますし、なんとか前を取りたかったベルディーヴァはスタートで出負けということはないのですが、二の脚が付かずにズルズルと後退。アッという間に１０番手ほどになってしまいます。この時点で価値はないなと思ってしまいました。

　ただ、前の馬とは少し距離を置き、極力砂を被らない位置で道中を進めていきます。この辺りは松若風馬騎手は若いですが巧いなと思うところです。

　重心の低い素晴らしい走りで、これならもしや？と思わせるのですが、３コーナー手前ではもう騎手が押っ付け通し。大外に持ち出しますが余力が残っておらず、どうもダートは向かない印象です。或いは距離が長いか。結局１０着で入線。デビュー戦から９着１０着１０着と全く良いところがありません。

●時計の評価

　今回のベルディーヴァの走破時計は１分４８秒３良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で１分４６秒２、勝ち馬の時計が１分４７秒０でした。

　全体的に推定タイムを下回る平凡なレースで勝ち馬から１秒３も届かずというのは勝ち負けどころではありません。これははっきりと厳しいですね。調教の動きだけならもっと走ってもいい馬なのですが。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ベルディーヴァ（１０着）

　「スタートが決まったら前に行こうと思っていたんですけどね。それでも悪くない位置でスムーズに回って来れたし、続けてダートに使えば。」（松若風馬騎手・競馬ブック）

　「スタートが決まればもっと前で進めたかったのですが、もうひとつタイミングが良くなくて、中団からの競馬になりました。それでもスムーズに運べるポジションでしたし、ここなら悪くないと思いましたが、やはり初ダートで多少下を気にしていましたし、砂を被ってちょっと嫌がるようなところも見せていました。フットワーク自体はダートは問題ないので、続けて使えば慣れてくれると思います」（松若風馬騎手・キャロットクラブ公式ＨＰ）

●専門誌のレース評価

ベルディーヴァ（１０着）

　「テンに無理せず、中位で時折、気合いをつけながら。３〜４角で押して少し差を詰めたが、直線では脚を使えず。」（競馬ブック）

●気になる賞金は

　特別出走手当が３８．４万円。ここから９着以降と言うことで１万円が減額されますから３７．４万円。１口で割りますと８５０円程度になると思われます。

●今後の展望

　芝でもダートでも出走奨励金圏内の８着にすら入れません。調教の動きは良く、重心の低い良い走りなのですが、結局骨折した箇所が悪く競走能力に大きく影響しているということでしょう。

　また、骨折したことで調教でも目一杯に追いづらいですし、どうしてもある程度セーブされてしまいます。軌道に乗ればポンポンと２つ３つは勝ってくれそうな馬体であり走りの馬ですしなんとも歯がゆいですが、せめて２、３着に来ないと地方転厩もないでしょう。なんとか勝てないまでも良い走りを見せて欲しいですね。

●最後に

　兄で愛馬のジェットブラック同様、血統や馬体の良さなどから４番人気、３番人気、５番人気と支持されているベルディーヴァですが、９着、１０着、１０着と全然結果が出ません。

　骨折するまでの調教動きは秀逸でしたし、馬体も私の思う走る馬なのですが、未勝利クラスでこれだけ結果が出ないとは・・・。北海道の新馬戦でデビューできていたら、当時の他馬との完成度の違いなどからも圧勝か上位は確実だったんでしょうが、タラレバを言っても仕方がありません。

　この結果から、あと１、２戦で勝ち上がれずに引退となってしまう公算が大きいですが、私は素質のある馬だと思っていますし、最後まで諦めずに応援していきたいと思います。スーパー未勝利には日が合えば行きたいですね。

　結果が出ずに未勝利引退なんてことになってしまったら、私は”あれだけの厳しい箇所を骨折したんだから、復活してくれただけでも有り難い”と思うことにしようとしていますが、そんな私の筋書きをぶちこわす、大どんでん返しを見せて欲しいですね。

　高野友和先生は馬を自厩舎で故障させてしまったことは残念ですが、それ以降は良い騎手を配してギリギリのところで丁寧にやってくれています。以前はもう少し雑で頼りない感じでしたが、ベルディーヴァに関しては満足していますしこれからも長いお付き合いで行きたいですね。ベルディーヴァが勝ち上がって６歳の引退期限まで走ってくれれば最高なのですが・・・。


　頑張れベルディーヴァ！！調教の良さレースでも出してくれッ！！

最後までご愛読ありがとうございました

２０１５年７月２１日立ち上げ　２４日、２６日、８月２日、５日、１０日、１５日、２７日加筆

ベルディーヴァの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

２０１５年　７月１２日　第２戦　３歳未勝利　中京芝２０００ｍ　（１０着／３番人気）　ルクソール様撮影現地写真多数掲載

２０１５年　６月１４日　デビュー戦　３歳未勝利　阪神芝１６００ｍ　（９着／４番人気）　写真多数付現地観戦レポート

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